小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者が販路開拓・業務効率化に取り組む際に活用できる国の補助金です。最大250万円(特定枠)が支援されるため、多くの事業者が毎回申請しています。
しかし、採択率は公募回によって異なり、全申請者が採択されるわけではありません。この記事では、申請支援の現場で見えてきた「採択される書き方」のポイントをお伝えします。
持続化補助金の基本情報
- 対象: 従業員20名以下(商業・サービス業は5名以下)の小規模事業者
- 補助上限: 通常枠50万円、特定枠(創業・後継者・インボイス等)最大250万円
- 補助率: 2/3(特定枠は3/4)
- 対象経費: 広告宣伝費、ウェブサイト制作費、展示会出展費、機械装置費など
採択される申請書の3つの特徴
1. 「なぜこれをやるのか」が明確
審査員は多くの申請書を読みます。読んでいてすぐに「この事業者が何をやりたいのか」「なぜこの取り組みが必要なのか」がわかる申請書は評価されます。
よくある失敗は、取り組み内容(何をするか)は詳しく書いているのに、背景・課題(なぜやるのか)が曖昧なケースです。
書くべき流れ: 現状の課題 → その課題が事業にどう影響しているか → だからこの取り組みが必要 → 取り組みによってどう改善されるか
2. 数字が入っている
「売上が伸びると思います」より「月間の新規顧客を現状の5件から10件に増やすことを目標にしています」の方が、具体性があり信頼されます。
現状の数字(売上・顧客数・問い合わせ数など)と、取り組み後の目標数字を明記しましょう。正確でなくても構いません。根拠のある見込みを書くことが大切です。
3. 自社の強みが伝わっている
補助金は「この事業者を支援したい」と審査員に思ってもらえるかどうかも重要です。
自社の強み・地域での立ち位置・これまでの実績を明確に書くことで、「この取り組みならこの事業者なら成功させられる」という説得力が生まれます。
よくある落とし穴
「補助金が使えるから」が出発点になっている
補助金のために新しいことを始めようとすると、事業との必然性が薄くなります。審査員はこれを敏感に感じ取ります。「もともとやろうと思っていたことを、補助金で後押ししてもらう」という姿勢が自然です。
専門用語・業界用語を使いすぎる
審査員が自社の業界に詳しいとは限りません。業界の専門用語は極力使わず、誰が読んでもわかる言葉で書きましょう。
経費の内訳が曖昧
「ウェブサイト制作費:50万円」だけでは不十分です。「ウェブサイト制作費:50万円(トップページ・サービス紹介・お問い合わせページの制作、CMS導入含む)」のように、何に使うかを具体的に書きましょう。
申請の流れ
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商工会・商工会議所への相談(必須) 持続化補助金の申請には、商工会・商工会議所の支援を受けることが条件です。まず地元の商工会・商工会議所に相談しましょう。
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事業計画書の作成 様式に沿って記入します。A4で2〜4ページ程度。
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電子申請または郵送 公募締切に合わせて提出。
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採択発表・交付決定 採択後、交付決定が出てから取り組みを開始します(交付決定前の発注・支払いは補助対象外)。
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実績報告 取り組み完了後に報告書を提出し、補助金が入金されます。
まとめ
持続化補助金は、うまく活用すれば事業の転換点になる可能性を持った制度です。
「書き方がわからない」「自分の事業に合うかどうか判断できない」という方は、ぜひご相談ください。事業計画書の作成サポートから申請後のフォローまで対応しています。
この記事の情報は2026年3月時点のものです。補助金の詳細・公募スケジュールは公式サイトでご確認ください。
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